富山市中心部から岩瀬浜へと伸びる、通称「産業道路」の上を北陸新幹線の高架が跨ぐ。
富山の街も随分と立体的になったものだ。
本線/電鉄富山〜稲荷町
2015年7月
全てRICOH GR

光はあるものの、空がどうにも冴えない日。
でも、どうしても何かを撮りたくて、街の方へ歩いてみた。
そんなときはGR、何かが撮れるような気にさせてくれる。
まずは一階から一枚。

二階へ。
タイミング良く、あいの風とやま鉄道の521系も走って来てくれた。
北陸新幹線の高架工事が始まるまでは、JR(現あいの風とやま鉄道)と地鉄の線路はお隣さんだった。
JRの線路はこの位置へ移設され、愛を引き裂くが如く新幹線が走る。

オマケの一枚。
地鉄初のステンレス車体、異端とも思えるメタルなヤツ。
他の車輌と比べると味わいに欠ける気もするが、東京からのビジネス客や観光客からは意外にも評判が良い。
他人様の会話に聞き耳を立てているワケぢゃないが、
「通勤や通学で毎日乗っていた」とか、
「今から東京に帰らなきゃいけないのに、もう着いたみたい(笑)」とか、
そんな声が聞こえてくる。
東京生まれの人は、自分には故郷が無いと仰る。
そんなことはない、こうして思い出や記憶の中の風景に走っている電車があるんだから。
